ヘルスコアの
身体機能評価
ヘルスコアでは理学療法士による身体機能評価に加えて、バランス能力や歩行能力を数値化できる5つの評価項目を初回利用時と3か月ごとに測定・記録し、利用計画の立案や効果判定をしています。
握力

全身筋力、全身の健康状態
握力は男女とも50歳を超えたころから低下します。
握力は抗重力筋の大腿四頭筋(もも前の筋)と高い相関関係があると報告されています。
握力が低いほど、身体機能低下や日常生活動作障害の発生率や死亡率が高いことが報告されており、サルコペニアの診断基準の1つと考えられています。
サルコペニアの診断基準は、
男性25kg以下、女性20kg以下です。
FRT

立位バランス
FRT(ファンクショナルリーチテスト)は直立した姿勢で、どれだけ遠くに手を伸ばせるかを測定します。バランス検査として日本理学療法士協会の診断ガイドラインから「推奨グレードA」として指定されており、信頼性・妥当性の高い評価です。
目安として、20㎝未満では非常にバランスを崩しやすい
20~25㎝では転倒リスクあり
と報告されています。
開眼片脚立位

立位バランス
目を開けた状態での片足立ちの時間を測定します。
埼玉医大の坂田らの調査によると、65歳代で平均44秒、70歳代で31秒、75歳代21秒、80歳代で11秒でした。高齢者で歩行・移動能力の低下のために転倒しやすい状態を「運動器不安定症」と言い、15秒以下がカットオフ値となります。
TUG

下肢筋力、バランス
歩行能力
TUG(タイムド&アップゴーテスト)は、椅子から立ち上がり、3m先の目標物でUターンし椅子に座るまでの時間を測定します。
下肢筋力、バランス、歩行能力、易転倒性との関連性が高いことが証明されており、高齢者の身体機能評価として広く用いられています。
運動器不安定症と診断される、カットオフ値は11秒です。
5M歩行テスト

移動能力・歩行能力
5mの距離を難病で歩けるか歩行速度を測定するテストです。
日本理学療法士学会のガイドラインでも「推奨グレードA」の評価として推奨されています。
5mを5秒以上かかると横断歩道を渡ることが出来なくなり、6.2秒以上では転倒リスクが高くなると報告されています。
評価結果のまとめ
実際に評価・記録したものをまとめています。
効果を保証するものではありません。
